人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マスター・アンド・コマンダー

マスター・アンド・コマンダー_a0057367_23154116.jpg

Paul Betanny Festival,第二夜!!

『マスター・アンド・コマンダー』、観終わった~。


戦争映画や、潜水艦モノなんかで現代の海戦劇ってかなり目にする機会はあるんですが、こんなカンジの中世や近世の海戦モノって見たことなかったんで面白かった。

時代はナポレオン戦争。
敵国フランスの私掠船(国家公認民間海賊みたいなもん?)アケロン号の太平洋進出を阻止するため、捕獲または撃破せよという密命を受けた主人公ジャック・オーブリー(ラッセル・クロウ)。
ジャックは連戦に勝ち続けたことから、「ラッキー・ジャック」の異名をとる程の、部下からも信頼の厚い有能な艦長。

いまやロートルとなった愛艦サプライズ号を率い、太平洋上のブラジル沖に潜む最新鋭のアケロンに戦いを挑むのだが・・・・・といったお話。

今回のポールの役どころは、サプライズ号の船医ステファン。
ジャックの親友であり、昆虫や動物好きの博物学者でもあるという。

またもや、世界史好きをワクワクさせる時代設定!堪能しましたよ~。








最初にも書いたけれど、帆船時代の海戦の戦術って奥が深い!と知った。


例えば、闇夜に紛れて明かりを消すと何も見えない。
だから、追跡してくる敵艦をまくため明かりを消し、ランプをつけた小船を艦の後ろに配置して、相手の目をくらませたり。

舵をやられて進まなくなった時、小船で人力で漕いで艦を引っ張り、霧のなかにかくれるだとか・・・・・今の世では、絶対あり得ない戦術がとても新鮮でした。

お話自体は、まあとりたてて良くもなければ悪くもないかな?という感じでしたが、風景がとても印象的な映画でしたよ!
大海原に帆船浮かべて空撮のシーンなんか、「おおっ、カッチョイイ!!」って。
そして、劇中に出てくるガラパゴス諸島!!「これぞ、手付かずの自然」と思わせるようないい眺めでした。


さてさてポールのほうはといえば、医者で学者ということで、物静かで知的なキャラをしっかりと演じてました。出番も、『ROCK YOU』に比べ格段にup!!
前回チョーサー役がかなりRockなアッパーキャラクターだったので、今回の物静かな役との落差に最初慣れなかったけど、やっぱこっちのほうが似合う気がしました。
そうだなあ、知的がこのひとのキーワードかもしれないなあ~。
この人の演じる泥棒とか、サギ師とかかなり似あいそうだ。


それにしても、ラッセルは上手いね!演技がさあ!!
だまって立ってたら、絶対悪役だろ?って顔なんだけれど、ふとした瞬間の表情とかいいよなあ。そのヘンはさすがでした。


長文、読んでいただきありがとうございました。



さて、Paul Betanny Festival,第三夜。
今回のFesの大トリにふさわしい問題作、『ドッグヴィル』!!

鬼才ラース・フォン・トリアー監督がイジメる!

大女優ニコール・キッドマンがイジメられる!

我等がポール・ベタニーがあたふたする!

最後なんで気合入れて観たいとおもっとります!
by marusun1224 | 2006-03-02 00:12 | マイ・フェス開催記
<< 日本アカデミー賞 SUMMER SONIC &#... >>