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WBC

トリノ五輪の選手たちが、結果はともかく「楽しめた」と発言するのに、少し違和感を感じてました。ビンゴさんのところで、そういったコトに触れたおかげなのか?

ワールド・ベースボール・クラシック!
やはり注目してしまいますよ。

「王監督に恥をかかせたくない」
そう決意を語る選手がほとんどだそう。連戦の途中、ブザマな戦いぶりを見せ、負けようもんなら海を渡って帰ってこれないというように重く受け止めている選手も多いみたい。
うーん、重い!
前回、プロ選手投入して銅メダルにおわったアテネ五輪のような空気感ですな。

日本代表、そして、日の丸ということ。
世界的なスポーツイベントがあるたびに、なにかと「愛国心がどうたら」、「やれナショナリズムがなんたら」とうるさかったりしますが、やはり日本代表チームにしか纏うことの出来ない独特の重みってありますよね。

時に、今年同じく世界大会としてサッカーW杯ドイツ大会も開催されます。ジーコJAPANも直前の準備期間にはいったわけですが、野球がそうならサッカーはどうなの?と考えてしまう。

柔道や野球の場合、負けたらクニに帰れない・・・あわせるカオがない。というような重さは痛いくらい伝わってきます。まあ、たまにちょっと過剰じゃない?って思うことも多々ありますけどもね。
一方、サッカー日本代表のほうは?といえば・・・・そういった重さがあまり感じられないのはどうしてなんだろう?と思ってしまうのです。(とくにW杯フランス大会以降)

フランスW杯のとき、岡ちゃんカントクが「負けたら俺が玄界灘にとびこむ」と選手に言ったエピソードを以前目にしたけど、あの時の予選はまさにドーハから4年、Jリーグもでき、全員プロで望んだ予選。
W杯本大会へ史上初の出場なるか?という空気は日本中にあった。
やっぱ、予選突破→本戦出場はかなり現実的な目標として受け入れられてたと思うし、やってた選手も「また暗黒の時代にサッカー界を戻してはならない!」という危機感もかなりあった。(NAKA~TAがイランに勝った後、「Jリーグもよろしく」っていったのが象徴的)

前回の日韓大会で、ベスト16に一応入った。
では、今度のドイツ大会の目標は?・・・・優勝?(オランダでもまだなのに?)
妥当なところでグループリーグ突破だろう、欲張ってベスト8。
うーん、あんまりロマンティックではないなあ。それに、以前のような日本サッカー界への危機感とかは耳にしたことがない。


野球に目を戻してみる。
今回のWBCは第一回目の開催。そして、日本代表はアメリカ・キューバ・ドミニカ・メキシコ・カナダなんかと並ぶいわば5大国。設定する目標は当然世界一。
そして、「追いつけ追い越せ」でやってきた日本がついに伝道師たるアメリカと真剣に渡り合うということ。なにより、「ベースボール」ではなく『野球』で世界と戦うのだという決意。そう、あの緊張感は「野球」を守るんだ!って気持ちの表れのように思えてならない。なにより、一歩間違えれば、脈々と流れてた「野球」という伝統にドロを塗ることになってしまうのでは?という危機感ビシビシ。そこへきて監督は王さん。そりゃ、

「王監督に恥をかかせたくない」

という発言も出るというもの。この一言にいろんなものが集約されてる。

なんの気なしに書き始めたら、この大会が単なる国際大会ではないことがよく分かりました。ええ、もっとちゃんと観ます。アメリカ戦は正座でみますから。

サッカー王国はブラジル。
ベースボール王国はアメリカ。
ならば日本はサッカーで言ったら、イタリア・ドイツ・アルゼンチン?
世界一は目の前だ。

頼んだぞ、日本代表!(とくに球児!!久保田!!)
by marusun1224 | 2006-03-04 22:09 | ぼちぼち日記
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